マガキガイ
Strombus luhuanus
ちゃんばら貝とも言われる。浅い岩礁の貝で美味!(笑)
マガキガイの名前は、竹や柴を粗く編んだ垣の模様をもつことから、名づけられたようだ。
福井県三浜町にて採集
最初はイモガイかと思っていた磨耗した貝があった。貝に詳しい人に教えられ、スイショウガイの仲間と教えてもらった。そして絵合わせの結果、それに近いヤサガタムカシタモトで記事にした。その後も他の方からマガキガイではないかとのご指摘を受け気にはしていた。やっとまともな貝が見つかり、マガキガイでした。waraさん、ありがとうございます。
前の記事は、マゼンタ色で下記にあります。この磨耗個体も全てマガキガイでしょう。
ずっとイモガイ類と思っていた貝があった。思い込むと、袋小路から抜け出せないものだ。
ヤサガタムカシタモト Canarium microurceum
上の写真は磨耗が激しく、わたしには同定不能だった。
下の写真でも頑張ってみたが、コレ!というヤツにはお目にかかれない。
いくつもの図鑑で、イモガイを探したが、よく分からなかった。
「不明種」とタイトルを入れてアップしたところ、mixiで知り合った貝に詳しいエビスさんから「ヤサガタムカシタモトの幼貝では・・・」とアドヴァイスをいただいた。
早速、図鑑と実物を照らし合わせ・・・ビンゴ!!!
1947年に発行された福井県産貝類目録、それに1986年の敦賀湾産貝類目録にも、イモガイ科はオルビニイモしか掲載されておらず、???って思っていましたからね。
エビスさん、ありがとうございます。ずっと引っかかっていた貝の名前が分かり、胸のつかえがとれました。
写真の標本は美浜町で採集