福井の打上げ貝

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2009年 04月 04日

コタマガイ・オキアサリ

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コタマガイ Gomphina melanaegis   オキアサリ Gomphina aequilatera

 ゴンフィナ属のコタマガイとオキアサリは、とっても似ているために、識別の難しいヤツらですね・・・。
 
 基本的な識別をすれば、輪郭が直線に近く三角っぽいのがオキアサリ、やや丸こいのがコタマガイになるのでしょうが、どんなものでしょう。
 分布域はオキアサリが房総半島以南、台湾、中国で、コタマガイは北海道南部から九州。それにサイズもオキアサリが小さめで殻長4.5cm、コタマガイが8cmとなっています。また生息域はオキアサリが潮間帯、コタマガイが潮間帯下部から水深50mほどとなっています。
 シノニムって説も出ており、そのうちDNA判定が出るのかもしれません。あまり細かな分類が好きでないわたしは、どっちもコタマガイで通しています。

 コタマガイの殻表には、さまざまな模様があり、私は好んでその殻を拾い、デザインの違いを楽しんでいます。
 アサリのデザインもさまざまですが、コタマガイの模様はナバホインディアンの織物模様もあります。そんなわけで、コタマガイの殻を集め、CDI・コタマガイ デザイン 研究所って、遊んでいます。
 
 福井県の嶺北ではコタマガイが多く、特に波松あたりでは、ほとんどの貝殻がコタマガイ、欠片もコタマガイ・・・そんな砂浜が続いています。

 写真の標本は坂井市三国町で採集





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by shellsfukui | 2009-04-04 20:08 | マルスダレガイ科 | Comments(6)
Commented by kin at 2009-04-04 20:44 x
水晶や坂尻ではあまり見かけないのは気のせいでしょうか?
この模様いろいろあっておもしろいですね。三里浜でShigeさんに教えてもらうまではこの貝の存在も知りませんでした。
Commented by beachcomberjp at 2009-04-04 21:14
kinさん、
 三里浜以北では優先種ですが、若狭方面では見かけない貝ですね。
 きっと広い砂丘地形のあるような砂浜がないと生きていけないのでしょう。若狭は岩場がメインで砂浜はホンの僅かですからね。
Commented by kin at 2009-04-04 21:25 x
海の中も広い砂地でないと生息しにくいのでしょうね。ところで
『敦賀の海の貝』という1985年の資料を読んでいたらハマグリの生息・・湾内一帯となっていました。ということはやはりハマグリは、でも20年経過していますからどうか、コタマガイも出ていました。
Commented by beachcomberjp at 2009-04-05 00:18
kinさん、
 松本さんのリストですね。
 わたしも敦賀湾内の浜はほとんど知らないので(杉津や五幡くらいしか行きませんし)、様子が分かりませんが、今でも可能性はあると思います。ハマグリは汽水域にもいますので、河川が流入してくるあたりの浜を探すのもいいかもしれません。
 こっちでは川の河口域で見られるところもありますから。
Commented by beachmollusc at 2009-12-02 19:30 x
敦賀の海の貝、を探して福井市自然史博物館サイトで報告書をダウンロードしました。

サイト内の報告書をチェックしたら、

福岡 修・石田 惣・中川登美雄 (2008)福井県沿岸に見られる打ち上げ貝
福井市自然史博物館研究報告55:123-138

というレポートがありました。

これによって福井県内の26地点中11地点でハマグリの打ち上げ殻があり、九頭竜川河口周辺で多いということが分かりました。

このレポートでは高浜町の海岸でハマグリの殻が多く打上げられていましたが、私が現地を訪れた時には見た記憶がありません。最近では見られないのでしょうか。
Commented by beachcomberjp at 2009-12-02 20:18
beachmolluscさん、
 わたしもそのリストは参考にさせてもらっています。
 このリストでは多くの地点からハマグリが記録されていますね。

 わたしが福井で浜歩きを始めたのが1999年頃からなので、それ以前のことはわかりませんが、ハマグリを見たことはありません。
 九頭竜川河口にはサンセットビーチがありリストにはSBとなっていますが、ここでも見ておりません。

 高浜はあまり歩かないのですが、数回歩いた中でハマグリは見ておりません。リストでは二重丸なので、よほどわたしの目が悪いのか、ハマグリを見て無いのかどちらかでしょう。


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