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福井の打上げ貝

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2009年 06月 28日

タマキガイ・ベンケイガイ

タマキガイ・ベンケイガイ_b0168000_20455930.jpg

タマキガイ・ベンケイガイ_b0168000_20461592.jpg


タマキガイ   Glycymeris vestita
ベンケイガイ Glycymeris albolineata 右

 どちらも殻の分厚い丈夫な貝である
 タマキガイの環とは輪、古くは遺跡から出土する貝製腕輪のことを意味するが、タマキガイではなく、ベンケイガイが使われている。これはタマキガイとベンケイガイとを混同していたのだろう。
 ベンケイガイは、殻が強くて割れないことを弁慶に例えたのだろう。

 どちらの標本も福井県坂井市で採集

by shellsfukui | 2009-06-28 23:21 | タマキガイ科 | Comments(6)
Commented by ぱんだ at 2009-06-29 21:42 x
私の職場の直ぐ近くからも貝製腕輪が発掘されたことがありますが、貝製腕輪はタマキガイから作られているんですか!
知りませんでした。もっと南の方に生息する大型の巻貝から作られるイメージがありました。
ベンケイガイは大きなものを良くみますが、タマキガイはあまり見かけませんよね?

Commented by beachcomberjp at 2009-06-29 22:27
ぱんださん、
 貝製腕輪は、やはりその土地の貝が使われています。
九州の方では、有名なゴウホラをはじめ,大き目のイモガイ類、それにオオツタノハなども使われていたようです。
 ベンケイガイは大きくなりますし、分厚いので使われたのでしょうね。タマキガイなら、大人には厳しいサイズですよね。
Commented by ぱんだ at 2009-06-30 21:09 x
画像、変わりました?
 ベンケイガイは、殻が強くて割れないとはいっても、画像のように大きいもので綺麗なものは中々ありませんね。
Commented by beachcomberjp at 2009-06-30 21:56
ぱんださん、
 はい、こないだアップした画像のベンケイガイは殻皮の無い小さな若貝だったので、もっと普遍的な大きなヤツの方が良いと思って変更しました。

 大きな貝は荒れた後に浜地から波松あたりを歩くと合弁(中身なし)が時々打ちあがっていますよ。
Commented by かさぶたろぐ at 2011-11-20 11:11 x
こんにちは。
日本海側も太平洋側も、よく似てますね。
タマキガイで検索すると、こちらは3位ですね!


Commented by beachcomberjp at 2011-11-20 21:39
かさぶたろぐさん、
 見てきました。しっかり計測し、研究されていますね~!
 さすがです。



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