チリボタン
Spondylus cruentus
和名の散り牡丹とは、うまい名付けだと、つくづく思う。目八譜にもあるように、この殻を牡丹の花びらに例えたところなど、きょう日の「カエルアンコウ」なる和名を考え出す輩とは、比べものにならない。
細かな突起のあるのは左殻で、上の写真にあるのがそれ。
こちらは右殻で、岩や礫に付着するため、異形となっている。
合弁のチリボタンはこのようになる。左側にあるのが右殻で、右側にあるのが左殻だ・・・なんだか分かりにくいね。
写真の標本は福井市三里浜砂丘、美浜町で採集