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福井の打上げ貝

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2022年 03月 01日

ヒナシタダミ

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ヒナシタダミ Conotalopia ornata

殻径3㎜ほど.ヘソは深く、胎殻はチョコレート色に染まっていた.

高浜市の海岸にあった貝砂の中から選り出したもの.


# by shellsfukui | 2022-03-01 07:31 | ニシキウズガイ科 | Comments(0)
2022年 02月 01日

フジノハナガイ

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フジノハナガイ Chion semigranosa

貝殻は三角形に近く、表面には細かな彫刻が見られる。ナミノコガイと同様に寄せ波や引き波とともに移動するため、「なみあそび」と呼ばれることもある。

写真のサンプルは高浜町で採集









# by shellsfukui | 2022-02-01 06:48 | フジノハナガイ科 | Comments(0)
2022年 01月 30日

オウムガイ2

オウムガイ Nautilus pompilius

 生きている化石の代名詞にもなっているオウムガイは、内部に隔壁があるため死後も浮遊して、フィリッピンあたりから日本まで漂流してくる。これまでに福井ではビーチコーマーさんらによって嶺北地方の福井市などでいくつか採集されてきた。
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 写真は敦賀市在住のkinさんの奥様が2022年1月30日に美浜町の水晶浜で拾われたオウムガイ。嶺南での公式な記録はこれまでになく、これが最初の記録と思われます。
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 多数の漂着ゴミの散らばる水晶浜での漂着状況がこちら。ホンダワラ類やロープなどに絡まって漂着していました。オウムガイは軟体部が失われた後も隔壁内に気体が残っており、その浮力で長旅を続けます。金妻さん、おめでとうございました。








# by shellsfukui | 2022-01-30 18:23 | オウムガイ科 | Comments(0)
2022年 01月 01日

チョウセンハマグリ


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チョウセンハマグリ Meretrix lamarckii

内湾性のハマグリに比べ外洋性で、殻は分厚くかなり丈夫である。

写真のサンプルは高浜町で採集

福井市自然史博物館研究報告55号123ー134(2008)の「福井沿岸に見られる打ち上げ貝」によればハマグリが高浜町の若宮で多産とあるが、高浜町の若宮海岸でのここ10ねんほどの観察では、ハマグリは一つも得られていない。その代りに多産しているのはチョウセンハマグリである。また同報告では高浜町からチョウセンハマグリの記録は無く、これはチョウセンハマグリをハマグリとした誤同定と思われる。
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上記の2枚の写真は高浜町の若宮海岸で多産するチョウセンハマグリ。








# by shellsfukui | 2022-01-01 05:18 | マルスダレガイ科 | Comments(0)
2021年 12月 08日

クロマキアゲエビス


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クロマキアゲエビス Claculus microdon

 顆粒の感じがナツモモに似たニシキウズガイ類.殻径が3㎜ほどの稚貝だが、顆粒が目立ち、美しい造形をしている胎殻は美しい紅色で、顆粒の中には白いものも目立つ。

 写真の標本は高浜町にて採集した貝砂から選りだしたもの。


# by shellsfukui | 2021-12-08 17:29 | ニシキウズガイ科 | Comments(0)